越後湯沢へ向かう、毎年恒例の旅
会社の仲間とスキーとスノーボードをするため、新潟県の越後湯沢へ向かった。
この旅は毎年恒例なのだが、今年は若いメンバーが多く、気がつけば自分が最年長クラス。
悪く言えば肩身が狭く、よく言えば場違いなおじさんである。
朝は早く少し眠かったが、久しぶりの小旅行となると不思議と気分は高まる。
東京駅に着くと、まずは新幹線で飲むためのビールを購入。これをやらないと旅が始まらない。
缶を片手に仲間と並び、新潟へと向かった。
関越トンネルを抜けると、そこは雪国
関越トンネルを抜けた瞬間、景色が一変する。
一面の雪景色。この瞬間があるから、毎年「今年も新潟に来たな」と実感する。
越後湯沢駅に降り立つと、外はしんしんと雪が降っていた。
今年は例年以上の雪らしく、駅前にもたっぷりと積もっている。白く染まった街を眺めていると、寒さよりも、これから始まる時間への期待の方が勝っていた。

越後湯沢に来たなら、ぽんしゅ館
さて、越後湯沢の話をするなら、書かずにはいられない場所がある。
駅構内にある「ぽんしゅ館」だ。新潟の地酒がずらりと揃う、日本酒好きにはたまらない空間である。休日ということもあり、店内はかなりの賑わいだった。

コインを片手に、日本酒を選ぶ
まずはレジで、コイン5枚とおちょこを500円で購入する。
その先には自動販売機がずらりと並び、コインを入れておちょこ一杯分の日本酒を注ぐ仕組みだ。

約130種類。すべて新潟の酒だというから驚く。種類が多すぎて、正直なところ少し迷ってしまうが、おすすめ表示や人気ランキングを頼りに試飲を始める。

基本は1杯1コインだが、2枚、3枚必要なプレミアム酒もある。セルフで燗酒にできるのも嬉しいポイントだ。

今回は3人で入店したので、それぞれが選んだ酒を少しずつ回し飲み。結果的に10数種類の日本酒を楽しむことができた。
今日の一杯:山古志 純米吟醸(やまこし じゅんまいぎんじょう)

数ある中で、いちばん心に残ったのがこの一杯。
ぬる燗にして飲んでみると、冷酒よりも米の旨味がやわらかく広がり、思わず黙ってしまった。
派手さはないが、しみじみと美味い。こういう酒に、どうしても弱い。
山古志 純米吟醸の豆知識
新潟県長岡市山古志地区の棚田で契約栽培された酒米「五百万石」を100%使用。
米農家の想いと越後杜氏の技が詰まった一本で、柔らかな香りと米本来の旨味が特徴。
冷やしても、常温でも、燗でも楽しめる、懐の深い地酒だ。
旅の夜と、その余韻
夜は宿で酒を飲みながら、あれこれと話す時間が続いた。
笑い話もあれば、少し真面目な話もあり、気がつけば時間は思った以上に過ぎていた。若いメンバーに日本酒の良さを伝えたかったが、少し語りすぎたかもしれない。
帰りの新幹線で新潟の地ビールを飲みながら振り返ると、今年も良い旅だったと思える。そんな余韻を残して、越後湯沢を後にした。

訪れたお店:ぽんしゅ館(場所:越後湯沢)
越後湯沢駅の中にある「ぽんしゅ館」は、新潟の日本酒や地元食文化を体験できる人気スポット。
約90蔵の地酒約100種を、5枚のコインで気軽に試飲できる「唎酒番所」が名物だ。
飲むだけでなく、地元の特産品やお土産も豊富で、米どころ新潟の魅力をまるごと味わえる場所になっている。
前回札幌を散歩した際に訪問したかわず池の話もあわせてどうぞ。
こちらもまた違った魅力にあふれています。

