札幌滞在もいよいよ最終日。日中のやるべきことはすべて終えて、あとは夜に飲んで帰るだけとなった。今夜は札幌の友人と飲む約束があり、今回の旅で一番楽しみにしていた時間だ。
知られざる北12条の隠れ家居酒屋
いつもはススキノに足を運ぶのだけど、今回は神奈川の知り合いに教えてもらった北12条駅近くの「てんぐの蔵」へ。周囲は民家が多く、普通ならなかなか行かない場所だ。北大関係者が多く訪れるというこのお店は、まるで地域の秘密基地のような存在だった。
家庭的な雰囲気に包まれて
店内は落ち着いた家庭的な空気が漂う。壁一面に貼られた日本酒メニューの種類の多さに圧倒され、選ぶのに一苦労。知り合いのおすすめで刺し盛り、季節の天ぷら、後はほっけのフライを注文した。どれも素材の鮮度を感じさせる美味しさで、お酒が進む。北海道の食材の力強さに改めて感動した。
日本酒は良い銘柄を揃えているのに価格はかなりリーズナブル。調子に乗って5〜6杯、日本酒を楽しんでしまった。
今日の一杯:鍋島 純米吟醸 赤磐雄町(なべしま じゅんまいぎんじょう あかいわおまち)

今日の一杯は「鍋島 純米吟醸 赤磐雄町」。フルーティーな香りと滑らかな口当たりが今日の気分にぴったりだった。実は会社を辞めた後輩が大好きだったお酒で、飲みながらしみじみ後輩のことを思い出す。こんな出会いも日本酒の魅力のひとつかもしれない。
鍋島の豆知識
この「鍋島 純米吟醸 赤磐雄町」は、雄町米のふくよかな旨味とやわらかな酸が心地よく調和した一本。香り華やかで、口当たり滑らか。余韻には上品なミネラル感が残り、飲みごたえがありながらもスッとキレる、食中酒としても秀逸な洗練された雄町酒だ。
また訪れたい、札幌の特別な夜
女将さんからいただいたお漬物も嬉しく、札幌に来たらまた必ず訪れたいと思える店になった。
友人との楽しい夜は新しい思い出を刻み、次回の札幌訪問がますます楽しみになった。
🍶 おじ散歩 日本酒メモ
- 鍋島 純米吟醸 赤磐雄町(佐賀)
佐賀県・富久千代酒造の一本。岡山県産の赤磐雄町を使用し、華やかな香りとやわらかな酸、そして雄町らしいふくよかな旨味が見事に調和した純米吟醸酒。口当たりはなめらかで、後味には上品なミネラル感と軽快なキレが残る。香りはフルーティーながらも甘すぎず、飲み飽きない仕上がり。
👉 富久千代酒造 公式サイト
訪れたお店:てんぐの蔵(場所:札幌)
札幌・北12条駅近くの住宅街にひっそりと佇む、知る人ぞ知る居酒屋「てんぐの蔵」。
地元の常連や北大関係者に親しまれているお店で、落ち着いた家庭的な雰囲気が心地いい。
壁一面に貼られた日本酒リストには全国の銘酒がずらりと並び、どれにしようか迷う時間さえも楽しい。
北海道の旬の食材を活かしたつまみはどれも丁寧で、お酒との相性も抜群。ふと、また立ち寄りたくなるような温もりがある。
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