今日の気分
連日の暑さに少し疲れ気味のある夜。札幌生まれの自分は、夏の蒸し暑さが苦手だ。
仕事帰りに少し涼しいところで落ち着きたいと思い、日比谷の街を歩いてみた。
そこで見つけたのが、「ぬる燗佐藤 丸の内店」。
季節の食材と日本酒のペアリングが楽しめる評判の店だった。
ぬる燗佐藤で過ごす夜
地下1階の入口をくぐると、和風の落ち着いた趣のある空間が広がっていた。
店内は予約で満席の様子で、後から来たお客さんは断られている中、運よくカウンターに案内されほっと一息ついた。
暑さを忘れさせるような冷えた空気の中、まずはプレミアムモルツの生ビールで喉を潤す。
注ぎ方が素晴らしく、喉越しも爽快。梅で漬けたごぼうのお通しはさっぱりとした味わいで、次の酒を待たせる。

料理と日本酒の絶妙なペアリング
ポテトサラダ、旬のハモの天ぷら、香ばしいサバの塩焼きと続く料理は、どれも日本酒にぴったりで口の中が喜ぶ味わいだった。

この店の魅力は、日本酒を最適な温度で提供すること。冷酒からぬる燗、熱燗まで、それぞれの銘柄に合わせて細かく温度が指定され、厨房の方も温度管理に細心の注意を払っている。
今日の一杯:白壁蔵 生酛純米(しらかべぐら きもとじゅんまい)

今回選んだ「白壁蔵 生酛純米」のぬる燗は、乳酸系のやさしい酸味が口に広がり、特にハモの天ぷらとの相性が抜群だった。
伝統的な生酛づくりで醸されたこの酒は、豊かな旨味とコクがありつつ飲み口はすっきり。
ぬる燗にすることで米の甘みと酸味がほどよく溶け合い、味わい深さが増す、日本酒好きの心を掴む一杯だ。
白壁蔵 生酛純米 の豆知識
白壁蔵 生酛純米は、伝統的な生酛造りによって醸された純米酒である。
自然な乳酸菌の働きにより、しっかりとした旨味と深いコクを持ちながらも、意外なほどすっきりとした飲み口が特徴だ。
ぬる燗にすることで米の甘みと酸味が調和し、ふくよかで奥行きのある味わいが広がる。生酛の奥深さを体験したい初心者から通まで楽しめる一本である。
別れのあとで
たまには都会の喧騒を離れて、日比谷でゆったりと燗酒を楽しむのも悪くない。
夜風に吹かれながら、満ち足りた気持ちで家路についた。
そんな夏の夜のひとときだった。
🍶 おじ散歩 日本酒メモ
白壁蔵 生酛純米(愛知)
・白壁蔵 生酛純米は、伝統的な生酛造りでじっくり醸した純米酒です。
・米の旨味を活かしながら、すっきりとした飲み口が特徴。
・豊かなコクと酸味が調和し、温めるとより味わい深くなります。
・食中酒として和食全般とよく合い、幅広い料理と楽しめます。
・地元・愛知の水と酒米を使い、昔ながらの技法を大切にしています。
訪れたお店:ぬる燗佐藤 丸の内店(場所:日比谷)
日比谷駅近くの地下にある「ぬる燗佐藤 丸の内店」は、落ち着いた和の日本酒専門店であり、日本酒の温度管理にこだわって冷酒から熱燗まで最適な温度で提供される。
季節の食材と酒のペアリングが評判で、ゆったりと過ごせる空間が魅力だ。
予約が多く愛される名店であり、日本酒初心者から通まで幅広く楽しめる店である。
以前湯島を散歩した際に行ったすし初もあわせてどうぞ。
こちらもまた違った魅力にあふれています。
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